今回は新入社員向けに建築設備の材料にはA材、B材と言われるものがあります。
今回は実際にどのような物が該当するのか、実例も交えつつ解説していきたいと思います。
1.A材とは
A材とは一般的に「機器物」と呼ばれるものをさします。実例をあげると次のものになります。
○給排水衛生設備
ポンプ類(増圧ポンプ、排水ポンプ等)、大便器、小便器などの衛生陶器、受水槽 などなど
○空調換気設
備関係
換気ファン類(天井扇、シロッコファン、全熱交換器、有圧扇、外調機等)、空調機器(ルームエアコン、EHP、天カセ、除湿機、加湿器等) などなど
○電気設備
キュービクル、盤関係(電灯盤、動力盤、警報盤等)、照明器具、監視カメラ、インターホン などなど
○消防設備
感知器、火報盤、消火ポンプ、屋内消火栓、消化器 などなど
単価が高く、仕事を
受けた際の利益になりやすい部材でもある。
そのため、A材を何か取りやめる際はコスト管理をしっかり行わないと赤字になる可能性があるため注意が必要です。
2.B材とは
B材とは端的に言うとA材以外の材料になります。
では実際にどんなものが当てはまるのか紹介していきます。
○給排水衛生設備
給排水配管材料、バルブ類、掃除口 などなど
○空調換気設備関係
ダクト、ドレン配管、ダンパー類 などなど
○電気設備
配線、ケーブル、バスダクト、プルボックス などなど
○消防設備
配管、FD(防火ダンパー)、SFD(防火防煙ダンパー)、ジャッキバルブ などなど
B材はmあたりの値段などで規定されているが単価はA材に比べると大変安価です。
しかし、イメージするとわかるかもしれませんが配線を引っ張るのにかかる人工(職人の労働力)がより多くかかっていきます。
3.見積の内訳は何で出来ているか
見積は大雑把にみるとA材とB材+労務+αで出来ています。
経験がないため、それを取り付けるのにどれくらいの人が必要なのかわからないという人もいるかもしれません。
その時は現場での施工している様子やYouTubeなどで施工動画を探してみてイメージをつかむこともおすすめです。
そうすれば、自分で見積もを作成することも少しづつできていきます。
意識して現場を見るようにしていきましょう。
まとめ
今回はA材・B材について説明しました。
お金の流れを知ることで様々な立ち回りが可能になっていきますので意識してみましょう。
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